守破離で徒然・・・

守破離(能・狂言
守破離で徒然・・・

 

守破離」こちらも聞いた事あります。実際に企業セミナーでもよく出てきますが、うまく説明できません。
これ一体何なんでしょうか?

 

剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

 

ここまではよく出てくる意味ですよね。
じゃあ、なんなんだと。

 

以下にヒントがあるように思います。

【真行草】より
…徹底した稽古は真の格を体得する〈守格〉であるが,名人となれば形式をくずし自由に演じ〈破格〉をめざすべきだ,と能楽などで論じている。同義に近い言葉として〈守破離〉がある。【熊倉 功夫

なるほど、要はプロになればなるほど普通の手ではないところを見るということなんでしょうか?

 

これ、ふたつ思い浮かびました!
ひとつは将棋の羽生さん
https://www.youtube.com/watch?v=J27j-kCcMCg
もうひとりはピカソ
www.art-library.com/picasso/

 

こちら、どちらも非常に定石をしって基礎があったうえに新しい手をうちこんでカタチにしています。

そして、この「斬新さ」の前には相当な数・量を出しているということです。

 

ちなみに俳句の世界でも小林一茶は約22,000句を書いているし、ピカソの絵を描いた数は7万作と言われています。

 

普通の人はこれだけ書かないということなんでしょう。
つまりこれだけの量の積み重ねの上にいくついたのが「ゲルニカ」であり「伝説の五二銀」という羽生さんの一手なんでしょう。

 

つまり守格があってこその破格なんだと、そういうことなんだと思います。
我々も、もっと量をこなさないとと思います。

 

私もサラリーマン金太郎の時に上司に「量は質に転嫁する」という言葉を信じてやっておりましたら、おのずとできるようになりました。

 

これからは私も守破離、これを意識していきたいと思います。