鷺取りで徒然・・・

鷺取りで徒然・・・

やっとこの話ができます。

鷺とり
これ、こうかいて「さぎとり」と読みます。

 

これはまずは、こちらをご覧頂きたい。
YouTubeですが、桂枝雀の『鷺取り』です。
https://www.youtube.com/watch?v=L_Z0Ndyx5pc&t=1425s

 

これは落語の奥深さを私に教えてくれたといっても過言ではないです。

 

さて、鷺取りですがwikiでは

鷺とり(さぎとり)
古典落語の演目の一つ。元は上方落語の演目。東京では雁釣り(かりつり)、雁とり(かりとり)。
『鷺とり』『雁釣り』は、金銭目的で鳥を捕まえようとして失敗した男の起こす騒動を描いた噺。1791年(寛政3年)に出版された笑話本『鳩灌雑話』の「鷺」「鷺の次」が直接の原話とみられるが、ストーリーや描写が似通う民話が日本各地に残っており、これは現在も絵本等で『鴨とり権兵衛』等の題で広く知られる

 

こちら、上方の初代桂春団治や2代目桂枝雀など、東京の6代目三遊亭圓窓などが有名のようですが本当に名人と言われる方の鷺取りはすごいです。

 

なにが凄いかというのはこれですね私は特に後半が好きで、要はさぎを取ろうと思って失敗して鷺が寝たふりして一斉に起きて飛ぶんですが鷺がそう考えるわけないのに「ほうほう」とあたかも動物が考えているかのように引き込まれてしまうんです。

 

そして引き付けるだけ引き付けた瞬間に「ばあ!」と一気に飛び立つ。
そのさまが本当に人が鷺に引っ張られて飛ぶわけないのに「おお!」と思って信じてしまう。

 

これもすごい。

 

さらにそのあと、「えらいやっちゃ!えらいやっちゃ!」とみんなが踊り狂うんですが、そのさまも本当に面白そうに踊っているさまが頭でイメージできちゃうんです。

 

この全て冷静に考えたら「そんなことないやろ」と思うんですが、それを思わせないのがこの落語の凄さだと感じました。。

 

これ、前にうちのスタッフとも落語の人とも話したんですが落語は講演に非常に役立つエッセンスがあるんでしょうねと思いました。おそらく講談も講演に役立つと思います。

 

じゃあ浪曲はなんだと。
これはおそらく「プレゼン」ではないかと。

 

そして「綾小路きみまろさんの独演会」は「双方向ディスカッション」や「ワークショップの際の司会進行」に役立つのではなかろうかと。

 

ここらへんもいろいろ調べていきたいと思います。
なにせ、落語はすごい!

 

私も勉強して講演や研修に使いたいと思いました。