福の神で徒然・・・
■福の神
今回は福の神をテーマにお話したいと思います。
この福の神をテーマにすると実に面白い!
これだけで1セミナー開くことができます笑
この福の神、日本の辞書で引っ張ると
人間に幸福や利益をもたらす神。七福神など。ふくじん。
とでます。
この七福神を調べていくだけで、30個ぐらいの講座ができそうです。
*やっぱりこれ、どこかでやりたいと思います。
これを狂言から見ると
狂言の一。脇狂言。
大蔵,和泉両流にある。福の神の神前で恒例の年取りをしようと,2人の参詣人が連れ立って出かける。豆をまいて囃すところへ,明るい大きな笑い声をあげて福の神が出現する。福の神は両人の参詣を喜び,神酒(みき)を所望したうえで,早起き,慈悲,夫婦和合,隣人愛の徳を説き,自分のような福の神には神酒や供え物をたっぷりせよと,謡い舞い,また朗らかに笑って退場する。登場は参詣人2人と福の神の3人で,福の神がシテ
となります。
またこれも調べると、ナポレオンヒルや強運の法則など啓蒙書として名高い本と同じような部分があったりして非常に面白い。
日本の物語(寓話)とも絡ませられます。
また、最後にギリシャからも読み解くと福の神は
ギリシアのアリストファネスの喜劇。前 388年上演。現存するアリストファネスの最後の作品。かつての自由奔放な攻撃と批判に満ちた古喜劇の精神が影をひそめて平俗な滑稽に堕し,合唱隊の役割も無に等しく,古喜劇から中喜劇への移行を示す。
ということで、しっかりギリシャにも喜劇としてある。
これがまた古喜劇から中期劇への移行を示すということで、歴史的に見ても面白い。
これ、一個一個書いているときりがないですが、今回なにがいいたいかというと「人の見方によってものごとの意味が大きく変わる」ということです。
(*福の神を見たい人は、ぜひセミナーにお越しください笑)
これ、もし狂言の先生とギリシャの劇作家、さらに一般人が「ふくのかみ」をテーマに話するとどうなるでしょうか?
うまくいけばアンジャッシュがやっているような「同じだけどみんなのミスコミュニケーションで笑いが起きる」落語やコントのようなことになるだろうと思われます。
これ、普通の社会でもよく起こることです。
このコミュニケーションや認識・定義の違いで人が辞めることだってあるといっても過言ではないと思います。
ちょっと飛躍しますが、おなじ福の神という言葉でもこれだけ違うんです。
他にもインドではもしかすると別の神がいるかもしれませんし(例えばガネーシャなどは福の神のひとつかもしれません)、他の文化圏では別の「ふくの神」がいるやもしれません。
そういえば、そんな他の神様たちが交流するという落語もありました。
こちら「茶漬け閻魔」です。
https://www.youtube.com/watch?v=W0yH3QcLfFU
マニアックすぎるって…?
いやいや、たまには今日ぐらいはええでっしゃろ。
というわけで、こういうように神様でも「極楽の定義」は違うわけですから我々凡人も襟を正して「コミュニケーションギャップ」に努めたいと思っております。
以上、今回はお~わ~り~!!